行政書士の業態考察

行政書士をビジネスとして考える

おかしいでしょ。最近流行りのカリキュラム構築コンサルタント。

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「7つのSTEPで月商300万円」みたいなあれです。

facebookにせよインスタ、ツイッターにせよこういった「カリキュラム構築型」コンサルタントの広告をよく目にしませんか?

ステップ式でカリキュラムがパッケージングされていて、加入して3ヶ月で300万円達成(利益いくら残るの?)とか、仕組み化して3週間で500万達成(単位まで書けよ)みたいなやつです。

 

お客様の声が、だいたいシンデレラストーリーに基づいて書かれていることに特徴があります。特にキラキラ系とか、スピリチュアル系と親和性が高いです。

 

 

ワクワク感を得られるので、以前はライティング勉強も兼ねてLPを読んでいたのですが、あまりにも最近は同じような広告ばかり目につくようになってきたので、いい加減うんざりしてきました。

 

そこふと、「お客様の声」が気になるようになりました。

あの講座を受けた人達は、実際に何をやってるんだろうというのが、ふと気になってググってみました。

ネット集客を売りにしているので、HPもちょっと調べればすぐにヒットします。

 

僕はてっきり、困っているエンドユーザーに対して、構築したカリキュラムに基づいて理想とするゴールにまで連れていくことが、このサービスの目的だと思っていました。

でも違うんですね。

 

「お客様の声」で挙がっている人のHPとかを見ると、結局やっていることは「同業者狩り」であるケースが大半でした。

 

自分よりもさらにレベルの低い(稼げていない)人に対して、習ったことを業界版にリメイクしてコンサル商品として販売する。そして購入者は、習ったことをリメイク(’水割り)してさらにレベルの低い人に売る。

親ねずみ、子ねずみっぽい関係ですね。

 

追いかければ追いかけるほど、お客様の声があいまいになっていくのが興味深いです。

 

階層を下れば下るほど、本来は売上にコミットするコンサルのはずが「facebookでイイネ100件つきました」とか「お茶会満席になりました」とか、そんな内容に変わっていきます。

 

エンドユーザーに対する課題解決ではなく、同業者狩りのねずみ構造になっているだけだったんだなーと思うと、残念な気持ちになりました。

昔からある手法が、きっと手を代え品を変えこのような形にいたってるのだと思いますが。

 

あまりにもやもやが溜まってきたので、書いてスッキリしました笑