行政書士のブログ活用法
業種絞った行政書士サイトは通常どれくらいのpv数があるものなのでしょうか。
自社ブログは、固定ページを抜いて30年9月28日時点でコンテンツ数69記事15,000~18,000/月です。
30年4月法改正時点では30,000pvあったのですが、久しぶりに見たら下がっていました笑
ただ、法改正は軽いバブルみたいなものなので、今が適正なpv数です。
伝えていきたいことはたくさんあるので、まだまだコンテンツを投与していく予定です。
ただ、このコンテンツ作成作業、本当に大変です。
条文や許可基準を張り付けるだけならたいした労力はいらないですが・・。
弊所の場合は課題解決型の記事を作成しているので、早い場合で1記事2時間2,000文字、多いものは1記事5時間5,000文字くらいになることもあります。
条文や役所手引き、法令集を確認しながら考えるため時間がかかります。
ここまでいくと軽い小レポートです。
普段の業務と並行しながらの作成であるため、業務が重なるときはほぼ更新がストップします。
ただ、これから行政書士として開業する方は、開業準備の一環として自社メディアを持つことをお薦めします。
特に弊所としてはブログを持つことをお薦めします。
ブログ保有のメリットは以下のとおりです。
- 交流会に参加している間にも、営業活動をしてくれる
- ブログでのアウトプットをとおして、業務・実務知識を高められる
- 広告宣伝費がいらない
- アクセス数が増えてくると、google adsenseでの広告収入を期待できる笑
今回は、ブログ作成~開業までの手順について記述していきます。
市場リサーチ
- 自分にとって関心のある分野を探す(できれば許認可分野)
- 地域・ウェブ上でニーズを探す
- 既存事業所の情報発信力を把握する
- twitterで個人アカウントを開設(業種は絞らない)して、気になったアカウントを積極的にフォローして、実務、業界の方々の抱える悩みを知る
興味のある分野をいくつか選択したうえで、その業界の実務まで含めて情報を収集します。
行政書士としての手続き知識+業界実務まで分かると、社長様方とのコミュニケーションは円滑になります。
同時に、同業者の情報発信力をリサーチします。
学習
- 関係書籍を簡単な入門編、手続き実務本、業界実務本などを5~10冊購入して、ざっくり勉強する(コンサル先生から教えていただいた勉強法です)
- アウトプットを兼ねてブログでコンテンツを書きためていく
- 役所手引きをもとに基礎知識、手続きの流れ、許可完了までの流れを抑える
- 許可までに必要なヒアリングシート(原案)を作成する(行政書士側では書きようがない項目など)
いけそうな分野があれば、徹底的にその分野について学習します。
手続きについては、許可基準自体を学ぶのではなく、手続きのゴールまでの工程を抑えてください。
過程で必ず「こんなの社長様に聞かないとこっちで決めようがないんですが…」という項目が出てきます(もしくは他専門家など)。
そういった事項はヒアリングシート、工程シートに落とし込んでおきます。
ブログ構築
- 自社サイトでコンテンツを作成する
- 条文貼り付けはあまり意味がないのでNG
- 毎日書く必要なし。中身重視。
アメブロは閲覧性悪いのでやめてください。
手続きにの難しい点やポイントを中心に書いてください。
課題を完全に解決してしまうと、依頼には繋がりにくいですが、サイトそのものの信頼度は高められます。
この点は、もっと自社サイトで検証していきます。
開業のタイミング
- HP経由で相談がくるタイミング
- 相談は、初めは無料で構いません(あらかじめ料金を明示した有料化の布石をすること)
- コンテンツがひととおり溜まった段階、形になってきた段階で異業種交流会に登録
相談がHP経由で出てくるようになれば、サイト自体の認知度はまあまあ出始めた証拠です。
弊所の場合は30記事程度で効果が出始めました。
法改正ネタをツイッターで公開したのが大きかったです。
注意点
実際にお客様から相談を受けてみないと分からないことも多いため、100%完璧なサイト作りは目指さないこと
まとめ
僕がいまからリセットするなら、この手順で開業します。
1つお試しで業種選んでやってみてもいいかもなので、メイン業務が完全にカタチ化されたら、他業務をお試しでやってみてもいいかもしれません。
行政書士の商品は「手続き代書」です。
それをきちんとパッケージング化して、販売できる体制を整えておく。
このことをせずに開業したので、僕はとても苦労しましたし、今でも改善することは多いです。
今から開業する方の参考になれば幸いです。
もう開業してしまった方で、ブログを効果的に活用している行政書士先生はどれくらいいるものなんでしょうか・・?